わが子に、音符を読むことで苦労させたくないお母様へ♪
以前にも「音符を読む練習の方法」という記事を書きましたが、今日は、まだピアノを習う前のお子様、そして習ってまだ半年ぐらいという小さなお子様をお持ちのお母様へ、簡単に音符を制覇する方法をお伝えします。
ただし、【要】お母様の忍耐ということで(笑)
へ音記号の音符が読めないのはなぜ?
音符を読むことって難しいですよね~。
ト音記号のドレミはまだしも、高い音になったり、ましてや、へ音記号が出てくるともう訳が分からない。
私もへ音記号がなかなか読めるようになりませんでした。
なぜでしょう?
まあ単に、最初に覚えた音符は記憶に残りやすいからでしょう。
私が小さい時にはまずはト音記号の曲から練習して、それからへ音記号に入るので、圧倒的にト音記号を読む回数が多かったからなのでしょう。
読めるようにしたいのだけれど、その近道は?
じゃあどうやって習得すればよいのか。
もうこれは頭が良い悪いの問題ではなく、本人に音符を読めるようになりたいという気持ちがあるかどうかということと、トレーニングをすることだと思います。
本人に音符を読めるようになりたいという気持ちがあるかないかというのは、ピアノが好きか嫌いかだけではなく、例えばピアノが好きな人でも、耳コピして弾くという人にとっては音符を読む必要がないので、なかなか音符が読めるようにはなりません。
音符を読む必要を感じなければ読もうとしませんからね。
でも、ピアノを習う以上はきちんと音符が読める必要があります。
じゃあ気持ちの部分はさておき、トレーニングはどうやったらよいのか・・・。
こんなのがありますよ~♪
以前は、ノートを使って音符の宿題を出していたのですが、昨年あたりから、丸子あかねさんの音符カードというのを皆さんに使っていただいています。
このカードはト音記号からではなく、まずへ音記号の線の音符を覚え、そのあとト音記号の線の音符、合計13個を覚えていきます。
つまり、下から一つ飛ばしで線の音符を読めるようにしていくのです。
最初はどの生徒さんも(特に幼児さん)苦労するのですが、一山超えると驚くほど早く音符が読めるようになっていきます。
焦らなくていいからね
もちろんあっという間に読めるようになる生徒さんもいらっしゃいますが、別に焦る必要はありません。
毎日少しずつ続けていれば必ず読めるようになります。
だって、たかだか30個弱。
「あ・い・う・え・お」50音よりも少ないんですよ。
ゆっくりでもいいんです。
絶対にできないからといって叱ってはダメですよ。
のんびり行きましょう、のんびりと💕
これだけでは不十分
ただ、このカードだけでは完ぺきではありません。
特に幼児さんは、このカード自体をひとつの絵として覚えているので、他の楽譜に同じ音符があるからといって、あれとこれは同じ音、と認識することが難しい。
ですからある程度覚えてきた段階で、ノートに音符を連続して書いてみるなり、いろいろな教材で音符を確認するなりして、これとこれは同じ音なんだよ、と認識させてあげることが必要です。
つまり、へ音記号の一番下の線に〇が刺さっている音符はいつも「ソ」なんだよ、と理解させてあげる。
このことを認識させるのはそれほど難しいことではありません。
どの生徒さんたちもすぐに理解してくれます。
でもヘ音記号からなんて、そんな難しいこと、この子にできる?
大丈夫!
一見、へ音記号から覚えていくのって難しい、覚えにくいんじゃあないの?と思うかもしれませんが、それは大人の思い込み。
最初にも言いましたが、私たちはまずト音記号から習ってきているので、ト音記号を見る機会のほうが多かった。
だから見る機会の少なかったへ音記号は難しいのです。
でも何の概念もない子供さんはト音記号もへ音記号も変わりはありません。
絶対に途中であきらめないで
これだけは言っておきます。
できないからといって絶対に途中であきらめてやめてしまうことのないように!
子供はとにかく何回やっても全くできないという状況がずーっと続きます。
でもあるとき「えっ!!!」というぐらい急に全てができるようになります。
このずーっと続く時間はそれぞれ差はありますが、急にできるようになる、ということに違いはありません。
そんなことはないという方は、できるようになるまで続けてあげる忍耐がなかったということです。
必ず、必ずできるようになります。
絶対に続けましょう。
音符が読めることは、ピアノが弾けるようになることの一つのツールである
まだ教本にへ音記号が出てきていないころから、これが何の音かを知っておくと、いざへ音記号が出てきても「ああ、これ最初に覚えた音だね、わかるわかる」と、抵抗なく弾くことができる。
音符が読めることやリズムがきちんとわかることは、ピアノを弾くことの一つのツール。
これらのツールをたくさん持っておくことで、ピアノを弾くことへのハードルが低くなります。
是非音符カードを使って、子供さんが音譜を読むのが苦手と思う前に、音符が読めるお子さんにしてあげましょう。
☆では、今日はこれにて☆
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