ピアノで子供のやる気を引きだそう
2023/01/10
ピアノを通して子供のやる気を引き出そう!
あのアインシュタインも音楽をやっていた
私が毎週購読している週刊ダイヤモンド1/21号にとても興味深い記事がありました。
「アインシュタインは6歳ごろからバイオリンを習い、演奏を生涯続けていた。彼に限らずとも、研究成果を挙げた物理学者が、幼少期から楽器を演奏してきたというケースは多い。」
指先を使うことは脳にとって大変良いことであるということは知っていましたし、英語や数学の教室の生徒さんに教えていても、ピアノにいらっしゃっているお子さんとそうでないお子さんと比べると、ピアノをされているお子さんはなんというか頭の回転が速いな、ということは漠然とではありますが感じます。
兄弟でも、育て方の違いでこうも違う!
友人から聞いた話で大変興味深いものがあります。
彼女は4人の子供さんがいらっしゃるですが、一番上のお子さんとは一緒に本を読むことはもちろん、ジグソーパズルをしたり、ブロックや積み木をしたりと、とにかく手先を使って遊ぶことが大好きだったそうです。
ところが下に行くほど時間的にも余裕がなく手をかけてやることができなかったとのことです。一番上のお子さんはストレートで東大に合格されました。
私も小・中・高校時代を存じ上げていますが、小学校の時から学校の授業がつまらなくて、塾に行って新しい問題に挑戦することが大好きでした。
中学受験の過去問のプリントのおさがりをいただいたのですが、こんなに解いたの!というぐらいの大量の問題を自分できちんと整理してとじてありました。
中学校高校とゲームにはまって彼女を困らせた時期もありましたが、成績が落ちることはなく、すんなり東大に合格したのです。
彼女は、下の子供たちにも同じように手をかけてやればよかったわ・・・、といつももらしていました。
「褒めると子供はやる気になる」は科学的にも証明されている
しかし脳の発達だけでは「やる気」にはつながりません。
記事にはこうも書いてあります。
「魅力あるものに情熱を注ぎ得られる感動や達成感、物や金など物質的な褒美、褒められることや社会的な評価など精神的なものまで報酬のかたちはさまざまで、報酬を得ると脳の中でドーパミン系の神経伝達物質が出て喜びを感じ、またそれを繰り返したくなるような仕組みがある。」
つまり褒められることによってますますやる気が出てくるという仕組みなのだそうです。前述のお子さんも、お母さんと一緒にパズルや積み木をすることで、できた時には褒められるという多くの報酬を得ていたのでしょう。
実際のレッスンでは?
わたしもレッスンの中で少し頑張れば超えられるハードルを置きます。それができた時にはかなり大げさにほめています。
というよりできた時、そして褒められた時の生徒さんの表情を見るのがたまらなく好きなのです。
これを味わうためにこの仕事をしているといっても過言ではありません。
実は私も生徒さんの笑顔という報酬を得ることで脳の中の伝達物質が出て喜びを感じ、またそれを繰り返しているのでしょうね・・・。
先週の土曜日の3歳の生徒さんのレッスンでも「できたね!」と二人でハイタッチしました。その時の彼女の何とも言えない笑顔。
保育園帰りのつかれている中で30分集中して頑張ることができるのもこの仕組みのせい、「やる気」のおかげですね。
「もっとやる気を出しなさい!」よく耳にする言葉です。
しかし、子供たちは「やる気」というものを説明したからといって「じゃあわかった!」とやる気を出せるものではありません。
まわりの私たちが情熱を注げられるものを一緒に行いながら、その中で報酬をあたえ「やる気がでる」ことを体験させることが大切なのではないでしょうか。
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