価値ある練習してますか？

♫　岡山市北区　♫

楓ピアノ・英数個別指導教室

先週と弾き方が違うぞ！？

小学４年生さん、昨日のレッスンでほめまくりました。

というのも、これまでとは明らかに違う演奏ができるようになったから。

今回の発表会ではブルグミュラーの「大雷雨」を演奏します。

この曲はかなり難しく、弾きこなすのは相当難しいです。

ただ、彼女ならやってくれるだろうと決めました。

しかし、なかなか練習に身が入らず、譜読みはできたものの、これではいかんな、と思っていました。

ということで、先週補講レッスンを入れて、じっくり彼女と向き合ってレッスンをしました。

ただ時間が過ぎる練習、その練習は何の価値もない

彼女は練習のやり方を説明してもいまいち理解できていない様子。

というか伝えても自己流にしか練習しない。

練習のやり方を学んでほしい。

そして曲に対する表現の仕方、気持ちの持って行き方。

ただ、音を鳴らすのではなく、ピアノを使ってこの「大雷雨」を表現することを学んでほしい。

まず、練習のやり方を伝えるのに、これまでと同じ、「ここはこういう練習をするんだよ」といっても伝わらないので、私が講師演奏で演奏する曲を使って、どれぐらい細かい練習をしているかを聞いてもらいました。

（ちなみに今回はショパンの「英雄」を弾きます。）

「え、先生でもこんな細かい練習するの？」と聞くので「そうなんだよ、そうしないと先生弾けないんだよ～（涙）」というとびっくりしていました。

中盤の左手オクターブもタイマーを１分にセットして、メトロノームをかけながらいろいろなリズムで練習するよ、とか、両手ではとにかくゆっくりきっちり合うまで４小節だけ弾くんだよ、とか説明しました。

そして表現については、アーティキュレーション（音の強弱等）をどう使っていくかや、脱力の重要性を感じてもらいました。

最後の雑談の中で、もうすぐあるという算数のテストが不安だというので、ワンポイントアドバイス。

目からうろこだったらしく、「あ～、これならわかる～！」と元気に帰っていきました。

そして昨日のレッスンです。

最後にお母さんが「練習態度がガラッと変わりました。今まで何分弾いたからもう終わり、だったんですけど、今週は『ここができないからもう少しやる』と言ってなかなか２階から降りてこない日がありました。」とのこと。

お～、いいじゃない！

それそれ、大切なのはそれなんだよ！

これが理解できればぐっと上達します。

ただ時間さえ過ぎればいい、という練習は無意味。

小さな目標を一つずつクリアしていくのが価値ある練習です。

４年生でそれがわかるなんて、君はすごいよ！

ちなみに彼女は連弾でYOASOBIの「夜に駆ける」を弾きます。

超かっこいい！

セカンドパートを弾く私もかなり楽しませてもらっています。

聞いてるママもノリノリ～。

ということで、楽しいレッスンでした

((´∀｀))